小野不由美「十二国記」
趣味は何かと聞かれたら迷わず“読書”と答えるひよちゃんですが、何度も読む本というのはそんなに多くない。
そんな希少品の中でも「十二国記」シリーズはトップクラスなり。
今年は刊行元が変わって<完全版>+待望の新作が^^
優等生の女子高校生が、ある日突然違う世界に連れて行かれて一国の王になってしまうという奇想天外な話で、1991年にシリーズの外伝が先に出て以来20年が過ぎていまだ未完。
文庫のカバーからは想像しにくい人間の心理描写がとっても濃厚な奥深い逸品。
王は即位すると不死身となり、道を踏み外さない限り永遠に治世は続くのだけど長くあり続ける王は少なく、天が求めるのは何か、突き詰めるとその“天”何か、というのがシリーズを通じてのテーマ。
読書好きな方にはぜひ一読をオススメします。
<完全版>っていっても同じ内容の本をまた買うの?と思う人もいるでしょが、これはもうコレクション。
何度も読み返すトップの「銀河英雄伝説」は同じ内容の本が3種類あるでし(笑)
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